金鯱賞 – 考察

木曜時点での最終出走予定は17頭。

金鯱賞に限らず、今週の重賞競馬はこと有馬記念に向けても重要レースのオンパレード。

2012年、それまでの初夏開催で宝塚記念のステップ戦的な立ち位置であった同レースが
年末の有馬記念と同開催に移動してきたのはご存知かと思いますが、そこでの覇者オーシャンブルーは
その勢いで有馬記念2着へ。

そして昨年、有馬記念の結果から・・・
1着同 デスペラード (前走:ステイヤーズS)
2着 ウインバリアシオン(前走:金鯱賞3着)
2着同 カレンミロティック(前走:金鯱賞1着)

カレンミロティックは前年のオーシャンブルー同様、直接連対は果たせずとも
2着枠入りへ、金鯱賞と同日開催のG2ステイヤーズS覇者デスペラードは
オルフェーヴル同枠へ。

そもそも昨年の有馬記念は中山9日間開催と変則開催となり(今年は8日間開催)
それでこそのオルフェーヴルでしたが、今年は通常開催に戻りつつも間接的な変更を受ける事になる。

その間接的変更は古馬G1前戦のチャンピオンズC(名称、馬場変更)
ジャパンカップダート→チャンピオンズカップ
阪神→中京
国際招待→国際競争

この中でも特に注意したいのが、中京でのG1がひとつ増え、阪神からひとつ減ったこと
世代限定戦も加味すれば、朝日杯の阪神移設で中山からひとつ減り、阪神自体は±0。
G1全体でみれば中山から減った分が中京へとなった事になり、その最終中山朝日杯覇者
(外)アジアエクスプレスにはチャンピオンズカップ出走してもらいたかったものですが・・・。
という点でチャンピオンズカップは今回配信予定はありませんが個人的に考察だけはしており
アジアエクスプレスの体現馬や本秋G1の同距離連勝歴、地方歴などからある程度単勝候補は絞れますね。

同日開催のステイヤーズSも昨年の有馬覇者枠まで辿り着いたデスペラードの件もあり
馬券参加したいレースではありますが、ここは金鯱賞1本に絞っていきたいと思います。
いずれにせよチャンピオンズカップ含めた3レースの結果は有馬記念にとって非常に重要。

話しを金鯱賞に戻し・・・前述通り、阪神からG1古馬ダート戦がひとつ減り、世代(2歳)戦が増える。

2歳 阪神1,600M 朝日杯FS/阪神JF
3歳 東京2,400M ダービー/オークス

これで2歳/3歳戦の世代頂点戦の馬場、施行距離が統一された事になる。

2歳頂点戦をいずれも阪神にしたことによりその影響は古馬戦にも向けられ
阪神でどのような戦歴を刻んできたかがことさら重賞ではポイントになってきています。

今回でいえば、宝塚、有馬のステップ戦的立ち位置で番組を交換した鳴尾記念。
そして新潟代替ルートを走ってきた馬達(オールカマー)

目印となる冠馬がおらずですが、セン馬であるレッドデイヴィスも指針馬のうちの1頭。

昨年連対枠から1着同トゥザグローリーと2着ラブリーデイが、そして一昨年覇者オーシャンブルー出走。

2013年 1着 オーシャンブルー
2014年 1着同 トゥザグローリー
2着 ラブリーデイ

あとはここ2年の覇者が出走予定している新潟大賞典

2013年 1着 パッションダンス
2014年 1着 ユールシンキング

ステイヤーズSに2年ぶり出走後2走目となるスカイディグニティ
金鯱賞出走のサトノノブレスとの共通は菊花賞2着

ジャパンカップが菊花賞馬エピファネイア

ステイヤーズS、チャンピオンズカップの出走表をもみながら
今年の金鯱賞で表現したいこととは何か?を現在も模索中です。

G1が増えた施行馬場重賞という事もあってかG1連対歴馬がこぞって出走してきており
レベルUPを打ち出す決着ではないかと思いますが、同じく中京G2重賞で冠東海杯の歴史からも
ダート東海Sとの関係も見逃せない。


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