天皇賞春 ◎キタサンブラック

ダービー12日目開催初年度を制したディープブリランテ世代を受け入れた2013年

以降、フェノーメノ、ゴールドシップと続いたその世代による春天制覇も
本年7歳馬不在の出走構成となり、新世代を受け入れる準備が整ったといえる。

昨年のクラシック世代、及び古馬が相まみえる有馬記念を「1年限りの賞金2億5千万円戦」と
したならばその有馬記念出走馬を使わないテはない。

そして、2012年のクラシック世代から戴冠したフェノーメノと今回のキタサンブラックでは

2012年 セントライト記念 1着 フェノーメノ（→天皇賞秋2着）
2015年 (朝日杯）セントライト記念 1着 キタサンブラック（→菊花賞1着）

いずれもダービー以降初戦を（中山）セントライト記念で1着となる。

4枠 ファタモルガーナ ●●●● →同枠シュヴァルグラン
8枠 ファントムライト ●●●● →同枠ゴールドアクター

また、「とある共通戦歴」で「3着馬」を教えたファタモルガーナとファントムライトであった。

2着には有馬記念2着がそぐわしい本年、結果同枠馬を配置した、
昨年の春天3着（1着同）のカレンミロティック

有馬記念2着 サウンズオブアース
有馬記念2着同 トーセンレ―ヴ（今回2枠同：カレンミロティック）

クラシックに縁のないシンボリックな「セン馬」、
かつ昨年の1着枠をも否定する2着に据えた
幕明け天皇賞春であった。