皐月賞馬の掟 – SUMMER WIN5

4月/5月会員の方には重複してしまう内容であるが、
皐月賞馬としての条件の一部、それは即ち
ダービー馬としての条件の一部でもあるが、

「12日開催走破歴」

2012年のダービー12日開催化以降、皐月賞1着(枠)に存在する
「12日開催走破歴」

直接保持馬だけでなく昨年のドゥラメンテは自身が所持せず
同枠スピリッツミノルが所持。

そして今年の皐月賞では、3強と言われた
マカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズいずれもが「不所持」
波乱が予想された枠組であったが、本年該当馬は下記4頭

1枠2番 ジュルジュサンク 札幌未勝利3着→1着
7枠13番 プロフェット 札幌新馬1着→札幌2歳S2着
7枠14番 ロードクエスト 新潟2歳S1着
8枠18番 ディーマジェスティ 札幌新馬2着

結果、ディーマジェスティの勝利であったが、(※ちなみにダービーでは
マカヒキ不所持ながらも同枠レインボーライン所持であった)
なぜこのタイミングでこの話しをするのかといえば、7/31~9/4までの、
いわゆる夏季12日開催期間のWIN5に変更が発生する。

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今年夏の新潟、小倉、札幌競馬の期間中(7月31日~9月4日)、WIN5は
「SUMMER WIN5」と銘打ち、これまでとは異なるレース設定を行うこととなった。

 7月31日(日)~9月4日(日)までの全6回、WIN5は「各競馬場のメインレースの中で、
発走予定時刻がもっとも早い」レースが最初(1レース目)となり、
各競馬場のメインレース(11R)と、「新潟および小倉」の最終レース(12R)が対象レースとなる。

(JRA発表による)
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皐月賞及び、ダービー1着枠に存在した「12日走破歴」馬であるが
その夏季12日施行に変更を加えるという事は来年のクラシックに大きな影響を与える。

想定されるのは皐月賞時に12日間施行はこの夏季期間のみである為、何かしら変則的な形で
勝ち上がってきた(単勝万馬券、除外、中止戦など)馬を連れてくるのではないか、
そしてダービーではダービー施行12日開催期間中、ダービートライアルもしくは
NHKマイルC組を直接起用するのではないか。
昨年、一昨年とダービー1着枠にはNHKマイルC3着馬を従え、いよいよ来年度は
直接起用という流れが用意されているとみたい。

また、この夏季12日間に手を加えるのは、本年のダービー馬マカヒキの
「海外馬券の国内発売開始初戦=凱旋門賞」出走が起因している。
ドゥラメンテも宝塚の故障がなければ出走していただろうが、連年ダービー馬をいわば
「新種馬券戦」に揃えて出走させる点で、来年のダービー馬とは一線を画すがゆえの措置とみる。

当然ながら、この国内発売となる「凱旋門賞」は配信レースに加える予定だ。