第56回 アメリカジョッキークラブC – 中山重賞地殻変動 考察 1

2009年以来の有馬記念→金杯の連続開催年。

(中山)有馬記念では・・・
1着同 ワンアンドオンリー 弥生賞2着(1着同)
2着 トゥザワールド 弥生賞1着(2着同)

とゾロ目決着となった(中山)弥生賞1/2着馬枠でのワンツー

なぜ年度末中山総決算で弥生賞なのか?
2歳デビュー後、はじめて迎える(中山)混合重賞は朝日杯FS
その朝日杯は一昨年末(外)アジアエクスプレスに、年末のホープフルSは
(外)エアアンセムにそして年明け3歳がはじめて迎える京成杯は
[地]プレイアンドリアルにと冠馬にとらせ勝馬を棚上げにした状態で
弥生賞まで持ち越したといえる。

昨年の(中山)金杯は有馬2着のオーシャンブルー1着のゾロ目となり
まるでその後の中山重賞でのゾロ目覇者(トゥザワールド)が年末の有馬2着になるとの
示唆をしていたのではないかと。

昨年末の朝日杯FS阪神移設以降、デビュー後にはじめて迎える(中山)混合重賞は
年末(有馬記念同日施行)のホープフルSとなり、これまで京成杯までを消化済となる。

年明け古馬(中山)重賞は中山金杯であり、本年・・・
1着 ラブリーデイ (中山)朝日杯FS2着同/(中山)皐月賞2着同
2着 ロゴタイプ (中山)朝日杯FS1着/(中山)皐月賞1着

有馬記念からの連続開催意図もこの結果からも(中山)同一重賞連対馬での決着構造となっている。

今回の出走馬中、中山重賞での連対歴は・・・

1枠 マイネルフロスト (新潟)セントライト記念1着同
4枠 ゴールドシップ 皐月賞1着/有馬記念1着
4枠 マイネルメダリスト ステイヤーズS1着同
5枠 フェイムゲーム 京成杯1着/AJCC2着同3着
6枠 ユニバーサルバンク ステイヤーズS2着
6枠 クリールカイザー (新潟)オールカマー2着同3着
7枠 オーシャンブルー 有馬記念2着/金杯1着
8枠 セイクレッドバレー セントライト記念2着/(新潟)オールカマー1着同

これだけをみれば有馬記念1着/2着枠=4枠VS7枠での決着ともみえるも
ステイヤーズSでみれば4枠VS6枠と、果たしてこの2点でよいのだろうか。

また、本開催のフルゲート変更で中山は+1、京都は+2頭となり
中山金杯は3歳時の秋季重賞に足跡を残していないキャラクターを選択したが
このAJCCでは、昨年の1着同ダービーフィズ(セントライト記念2着)にもあるように
秋季重賞歴ことさら中山に限れば例年ではセントライト記念と産経オールカマーとなる。
今回のAJCCとの同距離戦となるが、昨年はご存知のように(新潟)代替。

世代限定戦の結果から・・・
はじめて迎える中山重賞ホープフルS
3着 ブラックパゴ
3歳時はじめて迎える京成杯
1着同 コスモナインボール
2着 ブラックパゴ

京成杯時のレポートにもあったようにコスモナインボールは特別な出走馬であり
唯一の阪神朝日杯FS出走馬であった。

世代戦
(阪神)朝日杯FS→ホープフルS→京成杯
古馬戦でみれば
(新潟)セントライト記念/オールカマー→有馬記念→AJCC

となる。古馬戦である有馬記念は3歳以上出走可能となりセントライト記念も含まれる。


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