宝塚記念 最終結論

宝塚記念は施行済の安田記念同様に3歳以上出走可能レース。
当然ながらクラシック頂点戦、ダービー、オークスの影響もうける。

連覇を果たした古馬頂点戦の春天=フェノーメノ、
ヴィクトリアマイル=ヴィルシーナ、そして宝塚記念もゴールドシップの連覇となる。
この2年とは、ひとえにダービーの2億円化に尽きる。
春天にはその初代2億円ダービー馬キズナが2年連続1番人気となるもいずれも馬券外敗退。そして今回宝塚記念に初の2億円ダービー馬参戦=ワンアンドオンリー。
キズナが秋を走らない馬であるがゆえ、彼は有馬記念も初の2億円ダービー馬として出走を果たす。(=ジェンティルドンナの1着同枠)

この2年間は古馬戦線で連覇馬が誕生し、
今年クラシックで皐月賞→ダービーの二冠馬が誕生する。
皐月賞時に披露し、本年の大テーマに挙げた
変則二冠馬(新生キングカメハメハの誕生)=ドゥラメンテ(父:キングカメハメハ)。

時代はクラシック世代に複数戴冠を移行したとなれば、
今回のゴールドシップの三連覇はまずないとみてよいだろう。
ご存知の通り、本年古馬中距離戦の1着賞金が増額されるも、
同一金額カテゴリーという点でゴールドシップは宝塚→宝塚→春天と三連覇を成し遂げている。

そして他のテーマとしては混合歴ある牝馬。
別レイヤーでオペレーションを組んでいるマイル・スプリント戦であるが
その牝馬頂点戦ヴィクトリアマイルから・・・

2004年=ヴィクトリアマイル創設前々年

ダービー
1着 6枠12番 キングカメハメハ
2着 3枠5番 ハーツクライ

オークス
1着 7枠13番 ダイワエルシエーロ
2着 1枠1番 スイープトウショウ

安田記念
1着 7枠14番 ツルマルボーイ
2着 5枠9番 テレグノシス

宝塚記念
1着 8枠15番 タップダンスシチ―(前走:金鯱賞1着/ダービー前日施行)
2着 1枠1番 シルクフェイマス

ダービー 12番以下、オークス13番、安田14番→宝塚15番が1着。
2着番はオークス2着から引いたものとみる。

2005年 ヴィクトリアマイル創設前年
ダービー
1着 3枠5番 ディープインパクト
2着 4枠7番 インティライミ

オークス
1着 2枠4番 シーザリオ
2着 3枠5番 エアメサイア

安田記念
1着4枠7番 アサクサエンデン
2着 6枠11番 スイープトウショウ(3着ワイドゾロ目)

宝塚記念
1着 6枠11番 スイープトウショウ
2着 3枠4番 ハーツクライ

ダービー1着とオークス2着が馬番共有
(2015年ドゥラメンテ=ルージュバック=14番=逆5番)

安田記念2着馬/馬番とともに宝塚1着へ。
(本年、安田記念2着馬ヴァンセンヌ回避(13番)→13番ラキシス)
宝塚記念2着4番は前述ダービー、オークス馬番(=5番)の同枠ともとれる。
→本年該当馬番は14番→14番同枠=13番
この2005年との符号からは7枠13番ラキシスが走る。
(馬券対象内濃厚)
但し、ヴァンセンヌ不在をどうとるかで着順も変わってくるのではないか。
その回避で安田記念経由馬は皆無、この事からも同じマイルG1ながらも牝馬限定
(3歳不出走不可)のヴィクトリアマイル番を使ってくるはずだ。
ヴィクトリアマイル2着 4枠7番ケイアイエレガント
今回4枠7番 ワンアンドオンリー

古馬中距離G1戦では・・・
春天・・・ゴールドシップ 2014年春天1着同→宝塚記念1着(同額戦変則二冠)
ワンアンドオンリー 2014年 ダービー1着→有馬記念1着同 (同額戦変則二冠)→宝塚記念1着
カレンミロティック 2013年 有馬記念2着同 / 2014年 天皇賞春1着同→宝塚記念1着?

既に変則二冠を遂げているか遂げていないかで、ワンアンドオンリーかカレンミロティックかに分かれる。
前述ラキシスも2014年 有馬記念2着同。
カレンミロティック→ラキシスの直接連対は考えにくく、かつあたまを牡馬・セン馬のいずれからとりたい。
◆牡・牝クラシック頂点戦 ダービー ワンアンドオンリー
◆牝馬頂点戦 エリザベス女王杯(Vマイル同額) ラキシス
◆混合頂点戦 天皇賞春 カレンミロティック(セン馬の為、クラシック出走不可)

混合頂点戦を制したゴールドシップではクラシック馬でもあり、
上記表現を明確にするのであればクラシックに出走できないセン馬であり、
頂点戦1着同入りしたカレンミロティックではなかろうか。

もう1つの牝馬頂点戦・・・ヴィクトリアマイル
1着 ストレイトガール 3枠5番→カレンミロティック
2着 ケイアイエレガント 4枠7番→ワンアンドオンリー

Vマイル連対馬番を上記2頭にまとめていることからもいずれから覇者が出るとみる。

2005年安田記念が2着→宝塚1着を引いている事から、今回、牝馬限定Vマイルは
1着→1着と変則二冠をとるのではなかろうか。
ただし安田記念が3歳以上戦に対し、Vマイルは4歳以上戦という点からも
同一馬番でなく同枠までを注意したい。(デニムアンドルビー、ディアデラマドレ)

また、2003年~2005年まで金鯱賞3連覇タップダンスシチ―
※当時、金鯱賞はダービー前日施行であった。
宝塚記念は上記3年ともに17頭立大外2番→15頭立大外1番→15頭立大外1番に配置、3着→1着→7着となる。
※2005年では1.9倍の1番人気で7着敗退。

本年、ゴールドシップは阪神大賞典で3連覇達成。同じく宝塚記念では
11頭立大外2番→12頭立大外2番→16頭立大外2番となる。
同枠ラブリーデイは阪神大賞典1着同枠馬。

鳴尾記念が現在の施行日に移行してから初の覇者(ラブリーデイ)参戦となり、
宝塚記念自体がステップ戦を持たない、という点からも
春天ステップ戦阪神大賞典1着枠2頭、鳴尾記念覇者枠となり、
これらを否定する意味でも、この8枠に勝ち目はないだろう。

過去2年とは逆の決着・・・ゴールドシップ(皐月賞/菊花賞馬)→ダービー馬ないし
ダービー不出走馬(セン馬)

両者の馬連を第一本線にとり、あえてアタマとしてはカレンミロティックをとる。
相手には前述ワンアンドオンリー、ラキシスに8枠と、
事前考察からも、レッドデイヴィス、ヌーヴォレコルトの6枠まで。

◎3枠5番 カレンミロティック
枠:3-4,3-7,3-3,(3-8),(3-6)
馬連/馬単:
◎’4枠7番 ワンアンドオンリー
○7枠 13番 ラキシス
○3枠6番 デニムアンドルビー
○’8枠16番 ラブリーデイ
○’6枠11番 ヌーヴォレコルト

本日は以上です。