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2014年 第50回CBC賞(GIII) – 事前考察 | マヤノタバラのJRA頭脳 -競馬番組・出馬表解読によるハイブリッド馬券考察

2014年 第50回CBC賞(GIII) – 事前考察

★CBC賞 データ・サイン人気予想ブログ

2010年、2011年と続いた京都、阪神代替開催を経て、
それまでの中京2回8日目開催から
2012年より現在の3回2日目に越してきて今年で3年目となる。

これも2012年~のダービー含めた前期(春季)開催の12日化によるもので、
それに押し出されるように後ろ倒しの開催となるのは他の夏季開催と同じである。

過去2年間ともにマジンプロスパーの連覇となっていますが、
2012年と2013年では稼働条件が違う事は下記より明らかです。

夏季番組(古馬戦に3歳以上が出走可能になる)でのキーホースである3歳馬
2012年 シゲルスダチ
2歳 夏 阪神 1200 新馬 5着
夏 京都 1400 未勝利 1着
夏 小倉 1200 G3 7着
3歳 春 京都 1400 500万下 4着

春 阪神 1400 OP 1着
春 東京 1600 G1 中止

1着 マジンプロスパー
夏 阪神 1400 1000万 1着
秋 京都 1200 OP 1着

春 京都 1200 G3 8着
春 阪神 1400 G3 1着
春 中京 1200 G1 5着

2着 スプリングサンダー
夏 新潟 1400 新馬 1着
夏 新潟 1600 G3 5着
秋 京都 1400 G3 8着
春 阪神 1400 G3 2着
春 阪神 1400 G2 5着
春 東京 1600 G1 13着

この年は枠連8-8のゾロ目となり、履歴不足の1着馬として
マジンプロスパーは2着枠スプリングサンダーの同枠として1着となる。

唯一出走の3歳馬、シゲルスダチの履歴をみていただくと
夏にご当地2歳戦(小倉2歳S)出走歴があり、
これはスプリングサンダーの新潟2歳S出走歴を、
春の阪神1,400M1着歴は、マジンプロスパー、スプリングサンダーの
決着となった阪急杯(阪神1,400M)を、そして前走NHKマイルC(東京1,600M)*競争中止は
スプリングサンダーの前走ヴィクトリアマイル(東京1,600M)を教えている。

当然ながら全出走馬の履歴(3歳馬出走時は特に前年夏季~を)を見比べ、
本レースで「何を競っているのか?」にスポットをあてなければならない。

結果、当年の阪急杯と同じ結果(1着マジン/2着スプリング)でゾロ目決着となり、
シゲルスダチの履歴は両馬がそれぞれ足りない部分を補い連対許可条件を形成した事になる。

この年度からよみとれるものとして(3歳馬1頭出走前提)

*ご当地2歳S出走歴、阪神1,400M(OP以上)1着歴、前走G1出走敗退歴。

シゲルスダチのNHKマイルC中止歴という事で同一競馬場、距離歴が
使われるともとれ東京1,600MG1と特定できるのかと。
そしてハンデ戦という側面からもG1敗退歴ありで、
G1施行距離でない1,400M1着歴というのもうなずける設計かと。

そして昨年の2013年も1頭の3歳馬
ザラストロ
2歳 夏 福島 1800 新馬 3着
夏 新潟 1600 未勝利 1着
夏 新潟 1600 G3 1着
秋 東京 1800 G3 12着
秋 中山 1600 G1 12着
3歳 春 京都 1600 G3 8着 2着同枠

春 中山 1600 G2 10着
春 東京 1600 G1 16着

1着 マジンプロスパー
夏 中京 1200 G3 1着
秋 中山 1200 G1 12着

春 京都 1600 G2 6着
春 中京 1200 G1 6着

ザラストロの新潟2歳S1着(新潟1,600MG3)に対し、
マジンプロスパーの前年CBC賞1着
(中京1,200MG3)、中山朝日杯FS(中山1,600MG1)12着に対し、
スプリンターズS(中山1,200MG1)12着と
グレード、着順で同じ結果となっている。(距離は問うてない)

そして前走はいずれもG1敗退歴で終え、NHKマイルC16着に対し、高松宮記念6着と。
そもそもCBC賞がG1高松宮記念と同一馬場、距離となっており、
高松宮記念敗退組の救済(本レースを通過して秋のスプリンターズSへの
やり直し戦)や宮杯ステップ戦(ex阪急杯)馬券組に対して設定されているむきが正しいかと思う。

過去2年でみても、唯一出走の3歳馬の履歴は勝馬特定に非常に重要でありますが、
仮に当の3歳馬自身が馬券に絡む場合も想定しておかなければならない。
それは古馬1番人気馬の履歴からであったり、
今回のように2頭出走(現時点で登録:ベルカント、リアルヴィーナスの両牝馬)の際により注意が必要でしょう。

ベルカントも過去2年の3歳馬同様にご当地2歳S歴(小倉2歳S2着)あり、
グレードではG2 1着にG1 1着同枠まで持ち合わせており、馬場、距離はさまざま。

一方リアルヴィーナスは重賞出走歴ありも新馬を阪神1,400Mで勝ち、
ベルカント同様、報知杯FR(阪神1,400M)出走歴あり(3着同枠)。
ベルカントが前走阪神マイルG1(桜花賞)で終えている点からも
過去2年間の3歳馬の東京マイルG1からとは違いを出している。

阪急杯(阪神1,400M)出走馬で馬券歴馬が
3着同枠のマヤノリュージンのみという点でも同馬場、同距離
(阪神1,400M)は報知杯FRの方を採用するのではないだろうか。

枠順からもより「何を競うレースか?」が鮮明になるため発表を待ちつつ、
2頭の本夏季番組出走組にも注意を払いたい。

カイシュウコロンボ 阪神 1600 米子S/OP
ワキノブレイヴ 阪神 1200 水無月S/1600万下