新馬、未勝利、平場戦と重賞の違いといえば「施行回数」の有無。
先日の桜花賞で枠連7-6で決した際、皐月賞と同一回数施行である桜花賞は
第76回目を迎えた。
サイン・出目派にとって「76回」だから「7-6だ!」となるのかもしれないが
この施行回数、枠連結果にヒントがないか探ってみた。
競馬番組・サイン研究界にとって、JRAが一番開示したくないデータは
「着順結果」が通説である。
該当レースで馬券対象になる枠を決め、そこに「属性をもつ」馬を配置するのであるが
馬を操る騎手に対し、その着順結果をどのような形で伝達しているのかは闇の中だ。
サイン派が行うように、隣接カナやJRAから発信される宣伝物等から騎乗馬の着順を得ているとは
到底思えない。それらはあくまで馬券購入者に対しての囮であり正解でありを散りばめた情報に過ぎない。
騎手に対しては一般的には解読できない、とされている「モノ」を通しているはずなのだが
そのベースとなるのが枠順配置された出馬表である、と推測する。
そして答えをえるにあたっては、今回もうひとつの出馬表を用い、それらを照らし合わせる、という作業から
導けないのか?に焦点をあててみたい。
これまでも、今回のレースは過去の○○年に類似している、など過去の出馬表を引っ張り出して
という視点とほぼ同じ考えであるが、なぜ「○○年」なのか?
先日の桜花賞では「76回」で結果7-6
このままでは76-76=0であるが
結果6-7とすれば、
76-67=9
2016(年)-9(年前)=2007年となる。
2007年 桜花賞
1着 ダイワスカーレット
2着 ウォッカ
戦前からもその戦歴から、ジュエラーをダイワスカーレット、メジャーエンブレムがウォッカに
類似していると指摘したが、逆算でいえば2007年を持ち出すのであれば2016年から遡る事
9年前となり、答えは必然的に「67」という数字が必要なる。
その次に過去の出馬表からの属性・・・
ダイワスカーレット シンザン記念2着→チューリップ賞2着
ジュエラー シンザン記念2着→チューリップ賞2着
誰がみてもそのままの戦歴馬であり、今回は逆に敬遠したかった点でもあるが
排除されたのは阪神JF馬であったメジャーエンブレム(ウォッカ)の方であった。
ウォッカの属性は阪神JF馬であり、チューリップ賞馬でもある点で
チューリップ賞馬シンハライトが2着になるのもこれで合点がいく。。
~
他のレース、クラシック頂点戦であるダービーでもみてみると・・・
2015年 (第82回)
1着 7枠ドゥラメンテ
2着 1枠サトノラーゼン
82-71=11
2015-11=2004年
2004年
1着 キングカメハメハ
2着 ハーツクライ
ドゥラメンテ(父:キングカメハメハ)
サトノラーゼン、ハーツクライ=京都新聞杯覇者
昨年のクラシック開幕時、年度のテーマとして
「ジェンティルドンナなき後の(変則)二冠馬の誕生」としましたが
その根拠は2004年の再現と別角度から辿りついたものの
この「施行回数」と「枠順」を照らし合わせる事で「確信」に近づいたような気がします。
言ってみれば、予想した枠連結果から○○年の出馬表を特定し
その着順結果にそぐう「属性」が予想した枠連内にあるか。
あればビンゴで枠連的中となる。
これはJRAが「必然的」に行っていると思いたいが、
このような点から馬券購入側にヒントを与えているのは有難く恩恵に授かりたいものだ。
2014年 第81回ダービー
1着 1枠 ワンアンドオンリー
2着 7枠 イスラボニータ
くしくも2年連続枠連1-7となったダービー
81-71=10
2014-10=2004年
またもや2004年であるが、この年度をあてはめると
2着 イスラボニータ 前走G1 1着(キングカメハメハ)
3着 マイネルフロスト 毎日杯1着(キングカメハメハ)
となり、ワンアンドオンリーの属性が見受けられず・・・
81-17=64
2014-64=1950年
こちらに遡ってみると・・・
1着 クモノハナ(前走:皐月賞1着)→イスラボニータ
2着 キミガヨ(前走:皐月賞1枠1番)→ワンアンドオンリー
2014年は皐月賞、菊花賞が「JRA60周年記念競走化」したことなどから
着順入替となったのだろうか。
他の重賞での検証にはまだ至っていらずも、今後古馬重賞でも同様視点で検証をし
公開していきたいと思います。
マヤノタバラ