有馬記念 – 似て非なる

今年の有馬記念で1番人気が予想されるオルフェーヴルと前走のジャパンカップでの不甲斐ない
走りで人気を落としそうなゴールドシップ。

ことゴールドシップに関しては何番人気になるのかも皆目見当がつかず、
前走の戒めか主戦騎手、内田博騎手の乗り替わり激白が夕刊紙を賑わしているようである。

オペレーション的には予定通りの15着?!

ファンの間では1着、5着の繰り返しで今度は”15″着かっ!とそれに応えてゴールドシップが
1と5が好きなんですっ!と言ったとか言わないとか・・・

2歳時は2着が好きで札幌2歳SとラジオNIKKEI2歳Sはまさしく連続の2着。

3歳時の両馬で対照的なのは57kg定量ダービーを獲ったか獲らなかったであろう。
有馬記念は3歳馬故55kg定量で出走しグランプリを制覇し、明けの4歳もともに宝塚記念を
制覇したのだ。

年が変わって今年はオルフェ―ヴルは春天ステップレース大阪杯から、ゴールドシップは
前年オルフェが2着した阪神大賞典をともに1着でいざ天皇賞(春)を目指したがいいが、
片や不出走、片や5着に敗れる。
オルフェは昨年同じくステップレース阪神大賞典2着から春天を惨敗している。

競馬ファンならば記憶の新しいそんなん知ってるぞ!という事ばかりかもしれないが、
そこをあえて。

昨年(2012年)から春天のステップレースである3レース(大阪杯、日経賞、阪神大賞典)は
基本負担重量を4歳、5歳以上とも1kgずつ下げそれまでの56kg/57kgから55kg/56kgとなり
それをベースにG1馬 2kg増、G2馬 1kg増等となる。

昨年からG1馬として当該ステップレースで背負う重量は牡馬4歳で57kg、5歳以上58kgがMAXということになる。
今年のステップ戦で5歳馬となったオルフェーヴルは58kgで大阪杯を制し、そして春天を回避した。

そしてそのステップレース群は来年(2014年)より各レース1着馬に春天への優先出走権を
与えるとの設計変更を行う。

この設計変更は否が応でも、古馬レース最高峰に君臨する春天への通過レースとも捉えられる
有馬記念をうらなうファクターとして影響を及ぼし、本レースの検討材料のひとつとしてもよいだろう。

あくまでも負担重量と影響を与えるレースの設計変更からの視点ではあるが研究してみる価値は
あるであろう。


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