第65回 阪神ジュベナイルフィリーズ 考察 3

次週朝日杯FSは牡・牝馬が出走でき、この阪神JFは牝馬限定のいずれも馬齢戦である。

3歳時の菊花賞(と秋華賞の関係)同様、世代馬齢戦で牝馬にとって2つのG1レースから
出走を選択できるものの、ほとんどの牝馬は牝馬限定戦を選択しているのが実状だ。

馬齢戦を占う上で2歳牡牝馬の馬齢重量は
牡馬(セン馬) 1月-9月 54kg / 10月-12月 55kg
牝馬 1月-12月 54kg

現在の12月でみると牡牝馬で1kgのセックスアローワンスがうまれている訳で、
これが年明け3歳以降になると9月までは牝馬は54kgのまま、牡馬が1月-9月 56kgとなり
2kgのアローワンスとなる。

ここで2歳牡馬にとって馬齢重量変更の狭間というべきレースをサンプルとして紹介してみよう。

芙蓉ステークス
2歳オープン 混合別定

この4回中山8日目に設定されているオープン戦は暦上、9月末か10月早々に開催される。
(昨年は4回中山9日目,9/30開催)

2012年 9月30日 / 1着 サンブルエミューズ(牝) → 阪神JF 2番人気8着(B’=2着同枠)
2011年 10月2日 / 1着 サウンドオブハート(牝) → 阪神JF 1番人気3着
2010年 10月3日 / 1着 ホエールキャプチャ(牝) → 阪神JF 4番人気2着(前走ファンタジーステークス3着)
*2009年以前は4回中山7日目の奇数日施行)
*2010年2着 オルフェーブル(牡)

ここ数年だけみても牝馬G1戦に向けたステップ戦的存在でもある芙蓉ステークスにおいて
2012年は牡馬も54kg、2011年,2010年は10月に入っての開催のため、55kgとなっている。

牝馬にとって、同じ芙蓉ステークス戦歴であっても年によって出走馬中に55kg馬の有無があるという事だ。

2013年 9月28日(4回中山8日) / 1着 → 人気ブログランキングへ 阪神JF ? (前走アルテミスステークス1着)

昨年の3連単300万円強馬券を出した阪神JF連対枠はすべて55kg戦出走歴を排除した結果となった。
今年の出走構成でも当然55kg戦(デイリー杯など)を通過してきた有力馬が存在する。

札幌2歳Sが10月→8月に移設した事により全2歳Sが牡牝54kgのもと争う事になり
今年の夏季全2歳S(G3,オープン)を全て牝馬が勝馬となったのはあらためて特筆すべき点であろう。


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